ビールいちおし!フルーティ バドワイザー!

ビールは糖質をたくさん含むので(液体のパンなんて言葉もある)、普段はいわゆる糖質ゼロ系のビール風飲料を飲んでいる(よく飲むのはアサヒスタイルフリー)。

でもここぞ!という時はちゃんとしたビールを飲む。プレミアムモルツやエビスなんかの本格派も好きだし、ハイネケンなんかも格好をつけて(味はそんなに好きじゃないんだけど)飲んだりする。置いてあればベルギービールなんかも好きだ。

でも自分的なベストはバドワイザーである。ガテン系なイメージとは裏腹にフルーティでとても美味しい。キリンの生産委託が去年で終わって、味が変わったような気もするし、そうでない気もするけど、まあビールの味なんて大方は自分の体調とイメージに左右されるものだ。

イメージといえば、バドワイザーは父が飲んでいるのを強烈に覚えていて、そこに郷愁と憧れがあるのかもしれない。幼い頃、家の近くに”マダムアンスイ“というスパゲティ専門店(そんなものは昭和の時代にはめちゃくちゃハイカラだったと思う)が出来て、家族で何度か食事に出かけた。

そこで父がバドワイザーというなんだか格好いい見た目の缶と、ホワイトソースのスパゲティ(当時はパスタとは言わなかった)を食べているのを横目で見て「ほー、大人のスパゲティは白いのか」と思いながら、子供らしくミートスパゲティを頬張った記憶がある。

カウンター(しかなかったのか、たまたまそこに座ってたのか)に座って、吊るした5個の銀色のボールがカチカチするやつ(名前わからない)が置いてあって、なんだかとても特別な、モダンを感じる空間だった。家族みんながウキウキしていたような気もする。

今バドワイザーはコンビニで気軽に買えるし、アメリカだと恐ろしい大きさの缶が売っている。(しかもそれをほいほい飲んじゃったりもする)

大人になるというのはなかなかに格別なものだと思う。