愛猫カフカを可愛がって頂いた皆さんにご報告です。

突然で申し訳ないのですが(というのも変なのですが…)今年の3月の初め、愛猫カフカが天寿を全うしました。18歳の誕生日まであと4ヶ月というところでしたし、おかげさまでほんの2日前まで、バリバリ食べ、お医者さんもさほど深刻な様子ではなかったので、きっと定められた天寿を全うできたのだと感じてもいいのではないかと思っています。

それにまつわる諸々の行事(身内でのささやかなお通夜的なものや、火葬にまつわるあれこれなど)を終えて、ファンの皆さんにSNSなどで報告するべきなんだろうなと思いつつも、テンションの上がる話でもないし、それによって万一どなたかの投稿に水をさす感じになってもいやだし、そもそもペットの訃報ってご興味ない方には「知らんがなー」な話でもありますし、タイミングを測っている間に今になってしまいました。まもなくカフカの誕生日なので、ファンの皆さんからメッセージやプレゼントなどを頂く可能性もあり、ほな観念してもう言わなきゃーとひっそりと本ブログを書いている次第であります。えー、はよ言うてよー!という方には、ご報告が遅くなって本当に申し訳ないです。

どちらかというと短命がちであるという猫種にしては、十分に長生きしてくれたと思いますし、晩年は彼の快適さのためにできるだけの事をしてあげられたんじゃないかと自負しているので、後悔はあまりなく、振り返っても「良い猫だったなあ」「一緒にいられてありがたかったなあ」という、柔らかな気持ちでおります。

最後の一日は何度かトライしても立つことが出来ず、ずっと横になっていたのですが、僕が話しかけると少し楽そうなので、かといってずっと話しかけているわけにもいかず、それならばとiTunes にある僕が歌っている曲を片っ端から聴かせていました。昔の曲もかかるので、奇しくも彼がうちに来てからの日々を辿っていくような感覚になりました。折に触れ、力を失った彼の目と見つめ合うと、我々の間には確かに特別な、大切なものが存在していた(いる)というお互いの認識の交換があるように感じられ、僕の独りよがりかもしれませんが、少なくとも最後に一日中そばにいる事が出来たのは、我々にとって良かったのではと思っています。

ペットロスという言葉がありますが、いまだにあまり実感がなく、ふと「あれ?そうか、もういないのかー」と気付いたり、また逆に「ここに本当にカフカがいたんだなー」と不思議な気持ちになったりしています。まあ、魂というものがあるならば、とても広い意味で、今も一緒に暮らしているんだと思っております。

しかし先日、暑くなってきたので晩酌のお供にコンビニで冷奴を買い求め、さあ食べようとパックになっている醤油だしや生姜、そしてカツオ節をかけようとしたところ、不思議な感興に襲われました。というのもコンビニ冷奴の鰹節は全てカフカの取り分になっていたので(いつのまにかそういう協定ができていた)長年カツオ節のかかったコンビニ冷奴を食べていなかったのです。

なぜかそれが「ああーカフカもういないんだなー」と一番実感した出来事でした。本当に久しぶりに食べる完全体のコンビニ冷奴は、美味しくも少し寂しい味がしましたとさ。ちゃんちゃん!なのでございます。

最後までお読み下さりありがとう。そしてこれまで愛猫カフカをご愛顧(?)可愛がってくださり、本当にありがとうございました!

サンキューカフカ!フォーエバーカフカ!